「にいまーる」とは
「にいまーる」という名前は、沖縄方言の「ゆいまーる」(お互いに助け合う意)と、活動拠点の「新潟」の頭文字「にい」を組み合わせて作られました。
あなたの耳が「聴こえる」は、はたして隣の人の「聴こえる」と全く同じでしょうか?
あなたの耳の「聴こえない」は、はたして隣の人の「聴こえない」と全く同じでしょうか?
聴こえる人と聴こえない人、聴こえにくい人、聴きたい人、聴きたくない人、どんな人も集まる場、交流できる場、お互いの理解を深める場、そんな場所を新潟で作りたい、新潟から沖縄・全国に届けたい、発信したい。
そんな想いがあります。
理事長の挨拶(めざすもの)
「新潟人として恥ずかしくないよう、ろう者のことや手話をもっと知り、一人ひとりが活躍できるように応援していく」。
初代理事長・笠原志郎のこの想いを引き継ぎ、令和4年10月、二代目に就任した臼井です。
日本語が中心の島国である日本において、ここ10年の間にダイバーシティ(多様性)の大切さが謳われるようになった反面、様々な場面でマジョリティとマイノリティの二項対立が可視化されるようになりました。
手話も言語の一つである、と言われて約30年。周囲を見渡すと、確かに「単なるジェスチャー」から「英語や中国語と同じように、日本語とは別の言語である」と手話に対する印象の移り変わりを感じます。一方、手話を使って生活を送るろう難聴者にとって、音声言語が中心の社会では依然として言語マイノリティの立場に置かれています。
それに加えてコロナ禍、物価高、国際紛争等といった不安定な社会の情勢が続いている中、ろう難聴者だけでなく、聴者も生きづらさを感じています。
にいまーるでは、日本語と手話を共通言語として、ろう難聴者と聴者が互いに尊重し合いながら、手話普及と障害福祉サービス事業を中心に活動を行っています。
「にいまーる」は、沖縄の方言にある「ゆいまーる(助け合い)」と「新潟」を融合して名付けました。一人ひとりが助け合い、心の拠り所になれる場所として、にいまーるにかかわる方々の心に明かりを灯し続けられるよう、引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
にいまーるの団体概要
2011.07 任意団体「にいまーる」を結成
2012.02 NPO法人格を取得
2012.04 新潟市地域活動支援センターセンターⅢ型の事業開始
2014.12 第2種社会福祉事業の一つである就労継続支援B型の事業開始
2018.07 手話普及活動事業として手話サロンひるかめを開催(毎月1回)
2019.01 共同生活援助事業としてグループホームかめこやを開所(県内初、ろう難聴者のためのグループホーム)